生前記憶

「おねえちゃんたちのことは、神様からもらった水晶玉で見てたんだよ。」突然、4歳8ヶ月の詠美が語り出した。


先週、札幌の両親の家に二人で泊まりに行った時のこと。「白い恋人パーク」工場見学に行った。「ここ、おねえちゃん達、来たことある?」という問いかけに、あるよ、と答えたら、そう言ったのだ。


生まれる前の記憶を話す子ども達のことは、詠美を産む前からよく聞いていて、とても興味があった。自分にも子供が生まれて来たら、是非聞いてみたい、と思っていたものだ。特に、「どうしてママを選んでくれたの?」ということは是非知りたかった。多くの場合3歳を過ぎるとその記憶が失われていくことが多いと聞いていたため、私は詠美が言葉を話すようになった頃から寝る前や、お風呂に入った時などリラックスしたと思われる時には、何気な〜く、そんな質問をしてみたりしているのだけれど、パッとした話を聞くことはなかった。きっとこの子はそういう話はしないかも・・・、と半ば諦めていた。


だから、水晶玉(という言葉を知っていること自体、驚いたのだけど)の話を聞き、非常に興奮していることを悟られまいと、極めて冷静に、何事もなかったかのように平静を装いながら「そう?(下がり調子で)」と言った。しつこく聞いたり、大騒ぎをしては、話をやめてしまう、ということも聞いていたから。


数分後、素晴らしく美しい噴水(なんでも1870年代ごろに作られた英国ロイヤルダルトン社製の由緒あるものらしい)が部屋の中心にあり、まるでヨーロッパの寺院に描かれているような天使たちの宗教画が天井に広がっている美しい部屋へたどり着いた。「わぁ〜、綺麗!」そう詠美は言ってから、再び語り出した。「お空では神様がみんなのおかあさんなんだよ。」「神様と相談して順番に滑り台で降りてくるの。」「その時、詠美はヒモを持っていて、ママが夜中寝ている間にお腹に入って、そのヒモをくっつけるテープみたいなのを、ママのお腹の壁にくっつけたの。」長年聞きたかった話を、あまりに流暢に娘が話すので、ことの展開にわたしもポーッとなってしまった。そして、ふと上の小さな天使さんが大きな天使の周りを飛んでいる宗教画を指して、「お空の上って、あんな感じ?」って聞いたら、しばらく見てから「ん〜〜〜。・・・もう、大昔のことだから、忘れちゃった!」と。4歳児にしたらこの世とお空の上はあまりに違いすぎて“大昔のこと”になっているわけなのね・・・・・・


チョコレートのトンネルをくぐったあたりで、ずっと聞きたかったことを聞いてみた。 「ねえ、ねえ、なんでママを選んでくれたの?」「詠美のこと、大好きだと思ったから」と言った。えー、それだけー、って思ったのだけど、今、改めて書きながら考えると、もしかすると過去生の縁で、好きなもの同士が今生でこうして再開する、というストーリー展開かも♡?などとも思えてきた。むろん、わたしの妄想、ファンタジー、想像の世界のはなしだけど。


その後、わたしと娘は一緒にクリスマスクッキー作り体験(箱に二人の写真をプリントしたのに入れてくれる)したり、キッズコーナーでお絵かきをしてお互いにプレゼントしあったり、楽しく素晴らしい時間を過ごしました。そして、遊びに夢中になっているうちに、互いにプレゼントした絵を袋に入れてもらったのに忘れてしまったりもしてしまいました。けれども、石屋製菓さん、素晴らしいのです。電話をかけて調べてもらったらあったとのことでしたので、着払いで送ってくれるのかと思いきや、運賃は会社持ちで届けてくれたのです!お菓子の国の、夢のような1日でした。


今日も人生の扉を開いて出会ってくださり、ありがとうございます。 

白い恋人って、ホント素敵な名前ですよね。誰ですか、面白い恋人?って聞く人・・・ 


ここに行くと、あなたの生前記憶がよみがえるかも?

白い恋人パーク

Mika Nakano Official Blog

軽井沢から、ライフ・文化・自己実現・現実化・コーチング・ピープルビジネスのエッセイをお届けしています。

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